2007年03月22日

APS-3 マズル部分のOリング。


 先日、マルゼンの前田専務より、APS-3のフライヤーが発生する原因について教えていただき、それを紹介しました。
 そのチェック項目の1つに『マズル部分のOリング』というのがありました。

 このOリングは、製品によって、入っていたりいなかったりしていて、ユーザーの中でも話題になっています。
「インナーバレルのセンターを出すために必要なパーツだ。」
とか、
「あれは、必要ないパーツで、入っているのが間違いだ。」
「Oリングが入っていると当たる。」
「いや、Oリングが入っていない方が当たる。」
などなど、さまざまな意見が飛び交っています。
 製品によって入っていないパーツがあるなんて、ハッキリ言ってビックリです。
 どうしてこんなことが起きてしまったのか…。

 いろいろと議論が繰り広げられていますが、結論から言ってしまうと、入っていないものが正解で、入っているものが間違いです。これは、マルゼンに聞いて確認を取ったので間違いありません。

 もともとは、このOリングによって、インナーバレルとアウターバレルのセンターを出す予定だったそうなのですが、最終チェックの段階で、組み上がった製品ごとの個体差によって、Oリングが命中率に影響を及ぼしてしまうことが判り、取り付けないことになったそうです。そこで、スデに組み上がった製品から、Oリングを取り外したのですが、その際に外し忘れてしまった商品があり、それが流通してしまったということなのです。
 もっとも、これは、第1ロット生産時の話であり、現在発売している第2ロットでは、組み立ての段階からOリングは入っていないそうなので安心してください。

 もし、手に入れたAPS-3にフライヤーが発生しているようであれば、アウターバレルを抜き取って、マズル側のコンペンセイターを外してみてください。その部分にOリングが入っているようであれば取り除いてみましょう。多くの場合、このOリングを取り外すことによって、フライヤーは改善されるそうです。
 コンペンセイターは、下部にあるイモネジで固定されているので、六角レンチを使用して取り外してやります。

 中には、Oリングが入っていても、フライヤーの発生しないものもあるようです。この場合は、ムリにOリングを取り除く必要はないようです。せっかく精度が出ているのですから、それをわざわざ崩す必要はありません。その銃にとっては、Oリングの入っている方が『ベスト』ということなんです。

 Oリングを取り外しても、症状が改善されない場合は、他の部分に原因があると考えられるので、その他の項目をチェックしてみるのも1つの手です。全ての項目をチェックしてみて、それでも症状が改善されない時は、マルゼンサービスセンターに問い合わせてみてください。






Posted by taku  at 04:00 │Comments(0)

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