2007年05月21日

バチ当たりな重り。


 ガンの写真を撮る際には、被写体に光を当てるために、ミラーや白い板などを使用します。
 この光を当てるミラーや白い板のことを『レフ』といいます。
 光を当てるのは、被写体をキレイに見せたり、立体感を出すことが目的で、複数のミラーを使ってさまざまな方向から光を当てます。
 チョッと前のKENさんのブログで、写真の撮り方が出ていたので、そちらをご覧になっている人は判ると思いますが、ボクやKENさんが撮影する際には、レフに針金のようなものを取り付けて、自由な位置に調節できるようにしています。こうすると、簡単に微調整ができて便利なんです。

 この針金の下には、倒れないように重りをつけているんですけど、日本で撮影する場合は、カラースプレーの缶を使っています。適度な高さと重さがあって使いやすいんです。重ねて使用すれば、高い位置からレフを当てることもできます。

 便利な道具なんですけど、今回のグアムへは持っていけなかったんです。仕方がないので、レフを立てるためのスタンドは現地調達することになりました。

 グアムに到着した翌日に、街の大きなスーパーへ行って、針金は難なく手に入れられたんですけど、重りに使うにはちょうど良いものが見つかりませんでした…。
 重りがないのは困るけど、ゆっくり探している時間もないので、「WORLD GUN」へ行って、なにか借りようということになったのです。
 現地に到着し、撮影機材をセットしながら、理由を話して重りになる何か良いものはないかと聞くと、スタッフの方がコレが良いんじゃないかと言って、あるものを貸してくれました。

 それがコレです。
バチ当たりな重り。

 チョッと判りにくいかもしれないけど、ホンモノのM1911系のスライドです。

 スタッフの人には、いつも見慣れているものなので、別にどうというものではないのでしょうけど、ボクらマニアから見れば、かなりなお宝です。思わずKENさんと顔を見合わせて、スタッフに尋ねました。
「ホントにコレを重りなんかに使っていいの?」
そう聞くと、スタッフの人はニコニコしながら、
「全然OKだよ。それはもう使ってないスクラップだからね♪」

 マニアにとってヨダレが出ちゃいそうなものも、お国が変わればただのスクラップでしかないことが良く判りました…。
 1つひとつを見ると、ボマーのついたものや、ナショナルマッチのスライドなんかがあるんです。これがスクラップだなんて、信じられないくらいキレイです。どうもバチが当たりそうな気がしながら、ありがたく使わせていただきました。

 ホンモノのスライドだけに、金属製なので重りにはバッチリでした♪
 使いやすかったので持って帰りたかったんですけど、間違いなく荷物検査に引っかかってしまうので、仕方なくあきらめて置いてきました…(笑)

 という訳で、「バチ当たりな重り」の話でした。






Posted by taku  at 02:00 │Comments(5)

この記事へのコメント
確かに、ばちあたりですw
ナショナルマッチのスライド持って帰って来れば良かったのに~(ウソウソ
Posted by ガンキッズ at 2007年05月21日 15:46
持って帰りたい気持ちは盛りだくさんだったんですけどね~(笑
ボマーサイトはホントに下さいって言いたくなっちゃったですよ…。
Posted by taku at 2007年05月21日 16:36
いいっすね。
Posted by ? at 2007年05月22日 01:46
良いですよね~。
スクラップとはいえ、ボクのような人間にとっては宝物です。
Posted by taku at 2007年05月22日 03:48
この~!罰当たり者~!!(>_<)
Posted by JINN at 2007年05月23日 17:24
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。